日本語にもありますが、同じ意味だけど単語としては複数あったり、少しニュアンスが違うといった単語ってあるとは思いませんか?
今回は英語で単語同士のニュアンスの違いや間違えやすい使い方に関してお伝えさせて頂きたいと思います。
正しいcomeの理解
皆さんcomeの意味は「来る」で覚えていませんか?
もちろん間違っていません。
しかしcomeを「来る」でしか覚えていない人は次の文を間違えて使ってしまうかもしれません。
例文
We are going to be late! ([玄関で待ちながら] 遅れちゃうよ!)
I’m coming! (すぐに行くよ!)
もし自分がこのような場面に出くわしたらI’m going!と言ってしまいそうになりませんか?
実は英語でのgoやcomeは人ではなく話題で注目されている場所を中心に話が進みます。
ですので、このような場面でI’m going!を使ってしまうと相手は「何処に行くつもりだ!?」とびっくりさせてしまうことになります。
look watch seeの違い
lookとwatchとseeはいずれも「見る」という意味がありますが、違いが分かりますか?
これらはそれぞれ使うべきタイミングがあり、意味のニュアンスも違います。
正しく理解し使い分けられるようになりましょう!
look | lookは目をやる動作。 「あれを見て!」など何かに目を向ける際に使用されます。 |
watch | watchは一点をじっと見るイメージです。 一点をじっとみる→テレビを見るなどが当てはまってきます。 |
see | seeは向こうからやってくるイメージです。 常に後ろに名詞がきます。 またlookのように単純に目を向ける訳ではありません。 頭に入ってくるといったように理解や心の動きと深い関わりのある単語です。 |
違いが分かりましたか?
しっかりと練習して使いこなせるようになってくださいね!
listenとhearの違い
listenは耳を傾ける動作です。
lookの聴覚版ですね!
一方でhearは音が向こうから入ってくる。
lookとseeの関係がこのlistenとhearにはあります。
また先ほどのseeとhearですが、この二つはあまり現在進行形と使われることはありません。
理由としてはどちらも向こうからやってくるという、動作の感じられない動詞だからです。
canを使い「見えている・聞こえている」で使われることの方が一般的なので覚えておきましょう!
beliveとthink,consider,supposeの違い
belibeは人の心まで入ってくるイメージです。
一方でthinkは頭で考える、思ったことです。
どちらも思う、考えるという動作のように感じられるかもしれませんが、大事なのは心まで届く、中まで入ってくるかどうかです!
considerはthinkよりももう少し深く考えるといったイメージです。
物事に対してメリットやデメリット、何がどうなるのかまで深く考えるイメージです。
supposeは考えの中にまず土台、前提がある上での考えといったイメージです。
例えば
I suppose he is right. 「彼は正しいと思う」といった文では彼は正しいだろうと考えた上での発言です。
このような決まった、当たり前のこととしてとらえられていることに関してsupposeが使われることから、ルールや決まり事などの意味でも使われます。
学校や会社でのルール、また法律などはある程度当たり前のこととしてとらえていますので、他の思うや考えるといった動詞とはニュアンスが違ってきます。
まとめ
いかがでしたか?
日本語で意味を知るだけでは英語を話すのは難しそうですよね。
日本語でも同じ意味だけど使われる場面は違うこともあります。
英語も同じで言葉なのでそれぞれの単語が使われるにあたって相応しい場面があります。
しっかりと違いを理解して使いこなせるようになっていきましょう!